
毎月かかるスマホの通信費を下げたい、格安SIMにしようかな?
と考えた時、最安月額290円から使える日本通信を思い浮かべる方が多いと思います。

この記事では私が日本通信SIMを実際に使ってみた感想を含め、気をつけていただきたい6つの注意点をご紹介します。
これから利用を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
下記動画でもご紹介しています。
格安SIMの日本通信を実際に使ってみて感じた申し込みから利用後の6つの注意点
日本通信SIMで選べる3つの料金プラン
まずは日本通信の概要についてご紹介します。
日本通信はドコモ回線が使える格安SIMで現在は3つのプランから選択できます。
プラン名 | 合理的シンプル 290プラン |
合理的みんなの プラン |
合理的50GB プラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 290円 | 1,390円 | 2,178円 |
データ量 | 1GB〜 | 20GB | 50GB |
料金に含まれて いる無料通話 |
なし | 月間70分無料 or 5分以内通話無料 |
月間70分無料 or 5分以内通話無料 |
通話オプション | 5分かけ放題/390円 月間70分無料/390円 完全かけ放題/1,600円 |
完全かけ放題/1,600円 | 完全かけ放題/1,200円 |
通話料 | 30秒/11円 | ||
データチャージ料 | 1GB/220円 |
少ないデータ量で使える合理的シンプル290プランについては上限を設定しておいて、その上限に達した場合は低速になります。
6GBまで使うと1,390円、7GBまで使うと1,610円になるため、6〜7GBぐらいは使いそうだなという方は初めから合理的みんなのプランを選択するのをオススメします。
合理的シンプル290プランは無料通話はオプションで付ける形で、合理的みんなのプランや50GBプラン、5分または月間70分の通話無料どちらを付けるか選択できます。
通話オプションがない場合でも通話料は30秒ごとに11円の費用で、他社の半額でありながら通話の音質はVoLTEに対応していて大手キャリアと変わらないのもメリットの一つです。
2024年の春に合理的シンプル290プランの通話かけ放題のオプション費用が値下げされ、秋には合理的みんなのプラン、50GBプランのデータ増量が行われ、需要に応じて改良が行われるのが日本通信の特徴です。
1GB | 2GB | 3GB | 5GB | 10GB | 20GB | 30GB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本通信 | 290円 | 510円 | 730円 | 1,150円 | 1,390円 | 2,178円 | |
mineo | 1,298円 | 1,518円 | 2,178円 | ||||
IIJmio | 850円 | 990円 | 1,500円 | 2,000円 | 2,700円 | ||
NUROモバイル | 792円 | 990円 | 1,485円 | 2,699円 | |||
HISモバイル | 550円 | 770円 | 1,340円 | 2,090円 | 2,970円 | ||
LIBMO | 980円 | 1,991円 | 2,728円 | ||||
JCOMモバイル | 1,078円 | 1,628円 | 2,178円 | 2,728円 | |||
イオンモバイル | 858円 | 968円 | 1,078円 | 1,298円 | 1,848円 | 1,958円 | 2,508円 |
リンクスメイト | 737円 | 770円 | 902円 | 1,210円 | 1,870円 | 2,970円 | 3,905円 |
エキサイトモバイル | 690円 | 3,245円 | |||||
y,uモバイル | 1,070円 | 2,970円 | 4,170円 | ||||
カブアンド | 1,078円 | 1,298円 | 1,738円 | 2,178円 |
とにかく安く使え、他社のデータ量と比較した表がご覧の通りで20GB以上使うのであればコスパの良さでは断然日本通信がお得です。
日本通信SIM申し込みから利用後の6つの注意点
ここからは日本通信の6つの注意点をご紹介します。
とにかく安く使えるプランで重箱の隅をつつくような内容になっているかもしれませんが、逆にこれからご紹介する注意点が気にならないという方はぜひ利用を検討してみていただければと思います。
注意点①昼間の通信速度が遅い
格安SIMを使うとなると自分の生活範囲、環境でもきちんと繋がるのか遅くなったら嫌だなというのが懸念点ですよね。
特に日本通信は昨年の秋にデータ量を大幅増量し注目を集め、使う人が増えたことが予測されます。

使う人が増えると通信速度が遅くなるんじゃない?
と心配に感じるかと思います。
私自身は今使っている回線は2024年11月から使っていて、過去にも1年前ぐらいに日本通信の回線を持っていましたが、その時と比べて何か変わったかとは特に感じませんでした。
過去の回線は速度測定をしていませんでしたが今使っている回線で測定をしたところ、昼間は平均4Mbpsから7Mbps前後、その他の時間帯は操作する時にもよりますが結構早い速度が出ていました。
ちなみにこの測定結果は5Gオプションをオンにした際の結果です。
4Gのままだと私の場合はもっと遅く出ていました。
5Gオプションはマイページ上にて無料でオンオフの設定をすることができます。
気になる昼間の操作感について、ネットの閲覧は問題なく、YouTubeの動画視聴も止まることなくスムーズに見れます。
(実際の動作は下記のYoutubeにアップしている動画にてご紹介しています。※音が流れるのでご注意ください)
比較的通信速度が出ていなくても遊べるオンラインゲームについては若干ラグを感じます。

個人の感想としては平日昼間にオンラインゲームをガンガンやりたいという方でなければ問題ないかな?と思っています。
これ自体は私の環境での感想で、端末や使っている場所によって実際の操作感は変わる場合がありますのでご注意ください。
この記事をご覧の皆様で日本通信を使っている方がいましたら、使い心地をコメントで残していただけると幸いです。
ということで注意点の1つ目としては5Gオプションを入れていない場合は特に昼間の速度が遅く出るという点を挙げさせていただきます。
注意点②事務手数料がかかる→スターターパックで若干お得に

安いし、通信品質については使ってみないと分からないから使ってみよう!
とお考えの方に2つ目の注意点として挙げたいのが契約時に事務手数料3,300円がかかる点です。
他社の格安SIMでも事務手数料がかかるところはありますが、それを上回る特典や、Amazon等で販売されているエントリーパッケージを購入し申し込むことにより費用を抑えられます。
日本通信ではスターターパックという名称で販売されていて、販売時期によって価格が変わる可能性がありますが2,580円とまぁまぁな価格となっています。
格安SIMのスターターパックは、購入後郵送またはメールでエントリーコードの確認ができ、そのコードを申し込み時に入力することにより事務手数料が無料になります。
スターターパックを購入したほうが費用を若干ではありますが抑えられるので、これから申し込む方は購入していただくのをオススメします。
なお、スターターパックには有効期限が決められていてその期限までに使う必要がありますのでご注意ください。
私が2024年11月に購入した時点では2025年の4月末までとなっていたので、そこまで短い期限で設定されてはいないかと思います。
携帯料金プランを乗り換える場合、月末に変更をする方が多いと思います。
少しでもお得に申し込みをしようとスターターパックを購入した場合、その後郵送物の到着を待って申し込みをする必要があるので日程に余裕を持って購入することをお勧めします。
注意点③申し込み方法によって開通までの日数が変わる
続いて3つ目の注意点としてご紹介したいのが申し込み方法についてです。
日本通信ではSIMタイプを物理SIM、eSIMと他社と同様に選べます。
物理SIMは名前の通りSIMカードが届くまで待つ必要があり到着まで時間がかかります。
対してeSIMの場合は申し込んでからすぐに開通させることができ、午前10時から夜の20時までに申し込みをすれば待たずに乗り換え、開通させることができます。
日本通信でeSIMで申し込む場合、アプリ+マイナンバーカードを使って申し込みをすれば他社と同様にすぐに開通させることができます。
ただし、ウェブ上で申し込み、本人確認書類でマイナンバーカードの画像をアップしても住所確認コードの郵送を待って到着後ようやく開通という流れになってしまいます。
他社の場合、eKYCという方法で本人確認が申し込みの時に完了するところが多いですが、日本通信は対応していないです。
eSIMですぐに開通したいとお考えの方は、日本通信のアプリをダウンロードし、マイナンバーカードが手元にある状態で読み取り可能なスマホを用意して申し込むようにする必要があります。
読み取り可能なスマホについてはiPhoneであれば7以降が対応、Androidも多くの機種が対応しているのでよほど古いのを使っている訳でなければ大丈夫かと思います。
なお、申し込みの時にアプリ+マイナンバーカードで申し込む場合はマイナンバーカードの英数字6桁から16桁の暗証番号と、4桁の数字の暗証番号を入力する必要がありますので併せてご注意ください。
ここまでご紹介したように、日本通信をお得に申し込みするためにスターターパックを購入した上で申し込む、アプリ+マイナンバーカードを使わずに申し込もうとお考えの方は郵送からの郵送という流れがあり想定より開通まで日数がかかることが予測されます。
注意点④eSIMの再発行に手数料がかかる
申し込みをして使ったあと、今使っているスマホではなく別のスマホで日本通信の回線を利用する場合、物理SIMは入れ替えるという作業で良いですが、スマホに内蔵されているeSIMを利用している場合は再発行をする必要があります。
eSIMの再発行について手数料がかからないプランもありますが、日本通信の場合は1,100円の費用がかかります。
この点も事前に把握した上で申し込んでいただくのをオススメします。
ということで注意事項の4つ目として、eSIMの再発行をする場合手数料がかかる件をお伝えしました。
注意点⑤データ通信超過後の通信速度が他社と比べても遅い
プラン名 | 合理的シンプル 290プラン |
合理的みんなの プラン |
合理的50GB プラン |
---|---|---|---|
月額料金 | 290円 | 1,390円 | 2,178円 |
データ量 | 1GB〜 | 20GB | 50GB |
料金に含まれて いる無料通話 |
なし | 月間70分無料 or 5分以内通話無料 |
月間70分無料 or 5分以内通話無料 |
通話オプション料金 | 5分かけ放題/390円 月間70分無料/390円 完全かけ放題/1,600円 |
完全かけ放題/1,600円 | 完全かけ放題/1,200円 |
通話料 | 30秒/11円 | ||
データチャージ料 | 1GB/220円 |
日本通信の選択できるプランの表に戻りますが、合理的シンプル290プランの場合は自分で設定した上限まで、他は20GBや50GBを超えると速度制限がかかります。
上限を超えた場合の通信速度について、他社のプランは低くて200Kbpsや高くても1Mbpsまでとなっているところが多いです。
日本通信の場合、速度制限がかかった通信速度については公表されていません。
私の場合、使えるデータ量が超えたあとの通信速度が大体50Kbps前後のことが多かったです。
当然ホームページを開くのは難しく、QRコードも30秒から1分ぐらい表示させるのに時間がかかります。
日本通信のマイページに行けばデータチャージが1GB220円ででき、他社と比べてもお得ですが、Wi-Fi環境下でないとマイページに行くのもかなり時間がかかってしまいます。
ということで注意点の5つ目として、データ通信超過後の速度が他社と比べても遅くなってしまうことを挙げさせていただきます。
注意点⑥独自の特典、キャンペーンがない
携帯料金プランを選択する際、自分の使い方にあったプランデータ量や月額料金で選ぶと思います。
1GB | 2GB | 3GB | 5GB | 10GB | 20GB | 30GB | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本通信 | 290円 | 510円 | 730円 | 1,150円 | 1,390円 | 2,178円 | |
mineo | 1,298円 | 1,518円 | 2,178円 | ||||
IIJmio | 850円 | 990円 | 1,500円 | 2,000円 | 2,700円 | ||
NUROモバイル | 792円 | 990円 | 1,485円 | 2,699円 | |||
HISモバイル | 550円 | 770円 | 1,340円 | 2,090円 | 2,970円 | ||
LIBMO | 980円 | 1,991円 | 2,728円 | ||||
JCOMモバイル | 1,078円 | 1,628円 | 2,178円 | 2,728円 | |||
イオンモバイル | 858円 | 968円 | 1,078円 | 1,298円 | 1,848円 | 1,958円 | 2,508円 |
リンクスメイト | 737円 | 770円 | 902円 | 1,210円 | 1,870円 | 2,970円 | 3,905円 |
エキサイトモバイル | 690円 | 3,245円 | |||||
y,uモバイル | 1,070円 | 2,970円 | 4,170円 | ||||
カブアンド | 1,078円 | 1,298円 | 1,738円 | 2,178円 |
他社のプランと比較した表をご覧いただくと分かる通り、日本通信は群を抜いて安いです。
ただ、他社のプランの場合は余ったデータ量を翌月に繰り越せたり、一部のアプリがカウントフリーで使える点、契約時にスマホ本体がお得に購入できるなど独自のメリットを打ち出しています。
日本通信の場合は安さに特化しており、他社のような独自の特典や契約時のキャンペーンはありません。
格安SIMではありませんが、楽天モバイルやドコモのahamo、ソフトバンクのLINEMOなど契約時に特典としてポイントがもらえる携帯料金プランもあります。
この特典分を毎月の通信費に当てることを仮定した場合、一定期間については日本通信よりも安く使えます。
一定期間使ったらその時お得なキャンペーンを打ち出している他社のプランに乗り換えて使う、という使い方も通信費を節約する考え方の一つと言えます。
ということで日本通信の注意点6つ目は独自の特典、キャンペーンがないという点を挙げさせていただきます。
日本通信SIM申し込みから利用後の6つの注意点
ここまで日本通信の注意点6つをご紹介しました。まとめると
①通信品質については使う環境にもよって異なる、昼間の時間帯にオンラインゲームをやりたいという方には向いていないかもしれない
②事務手数料が3,300円かかる
③申し込みから開通までの期間が申し込み方法によっては想定よりも長くなる可能性がある
④eSIMの再発行は手数料が1,100円かかる
⑤データ通信超過後の通信速度が結構遅め
⑥申し込み時のキャンペーンや、使い始めてからの独自の特典がない
途中何度かご紹介しましたが、他社のプランは日本通信より高くなりますが、独自の特典を用意しているところが多いです。
安さだけでなく、自分の使い方に合ったプランはどれなのか探している方はYoutubeにアップした動画で2025年最新のオススメ格安SIM、携帯料金プランの選び方をご紹介しているのでよろしければご覧ください。
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