2023年7月1日より提供開始されたdocomoの料金プランirumo(イルモ)。
OCNモバイルONEが新規受付を終了し、代わりに登場した感が強いirumo(イルモ)ですがあまり評判はよろしくありません。
今回はdocomoの新料金プランという視点で見てのメリット、デメリットをまとめてご紹介します。
中にはもう後戻りができないデメリットもありますので、ぜひ最後までご覧ください。
- docomoの新料金プランirumo(イルモ)について
- docomoのirumo(イルモ)5つのメリット、14のデメリット
- irumo(イルモ)のメリット①低容量でお得なdocomoの料金プラン。
- irumo(イルモ)のメリット②店舗やコールセンターでのサポートが受けられる。
- irumo(イルモ)のメリット③安心のdocomo回線が使用できる。
- irumo(イルモ)のメリット④0.5GBのプランが月額550円と激安
- irumo(イルモ)のメリット⑤他社回線から乗り換えの場合、dポイントが特典としてもらえる
- irumo(イルモ)のデメリット①OCNモバイルONEからの移行だとメリットがあまりない
- irumo(イルモ)のデメリット②docomoの料金プランだがirumo側の発信通話はファミリー割引の対象外となる。
- irumo(イルモ)のデメリット③キャリアメールの利用が有料になる。
- irumo(イルモ)のデメリット④0.5GBのプランの扱いについて。
- irumo(イルモ)のデメリット⑤爆上げセレクションの恩恵が他のプランより受けられない。
- irumo(イルモ)のデメリット⑥割引の条件を適用できなければ正直微妙な月額料金。
- irumo(イルモ)のデメリット⑦dカードゴールドの還元率が低い。
- irumo(イルモ)のデメリット⑧店舗でのサポートが受けられるが有料になる内容が多数あり。
- irumo(イルモ)のデメリット⑨ネットワーク混雑時の取り扱いについて。
- irumo(イルモ)のデメリット⑩spモード決済などdocomoの料金プランからirumoにすると利用できなくなるサービスが多数ある。
- irumo(イルモ)のデメリット⑪ 長期利用ありがとう特典の対象外になる。
- irumo(イルモ)のデメリット⑫ 旧プランからirumoに変更した場合、元には戻れない。
- irumo(イルモ)のデメリット⑬ 余ったデータ通信量の繰り越しができない
- irumo(イルモ)のデメリット⑭ データチャージの費用が1GB/1,100円と割高
- docomoのirumo(イルモ)5つのメリット、14のデメリット まとめ
docomoの新料金プランirumo(イルモ)について
irumo(イルモ)はdocomoの料金プランで店舗・オンライン上どちらでも契約ができます。
まずは料金プランについてご紹介します。
irumo(イルモ) | ||||
---|---|---|---|---|
ギガ数 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB |
月額料金 | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
割引後 月額料金 |
ー | 880円 | 1,540円 | 2,090円 |
データ通信 超過後速度 |
128kbps | 300kbps | ||
データチャージ費用 | 1GB1,100円 |
ご覧いただいている通り、割引の条件が適用できるか否かによって金額が大分変わります。
割引の条件は
①固定回線をドコモ光、またはhome5Gを利用している場合は1,100円割引。
②支払い方法をdカード払いに設定していると187円割引。
固定回線とのセット割が1,100円と割引額が高めのため、
割引の条件を受けられないとお得に利用することはできません。
複雑な割引条件がなくてお得なプランはないのかな…。
とお考えの方は他社のオンライン専用プランになりますが、
3GBで月額990円、3ヶ月間実質無料で利用できるソフトバンクのLINEMO(ラインモ)か、
自分が使いたい時につどデータ通信を購入できるpovo(ポヴォ)のほうがお得に利用できるでしょう。
docomoのirumo(イルモ)5つのメリット、14のデメリット
ここからはirumo(イルモ)のメリット、デメリットをご紹介していきます。
irumo(イルモ)のメリット①低容量でお得なdocomoの料金プラン。
格安SIMやエコノミーMVNOではなく「docomoが提供する低容量の料金プラン」を
心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。
他社の場合、au回線が利用できるUQモバイル、ソフトバンク回線が利用できるワイモバイルといった低容量でもお得な料金のサブブランドがあります。
docomoの場合は10GB未満利用の方向けのお得な料金プランが今までなかったので、
本家docomoから提供される低容量プランを心待ちにしていた方にとってはお得に利用できるプランと言えるでしょう。
irumo(イルモ)のメリット②店舗やコールセンターでのサポートが受けられる。
割引の条件が適用できれば、3GBで月額880円と格安SIM並みかそれよりも安く利用できるirumo(イルモ)。
その上で全国に展開しているdocomoショップでの契約やサポートを受けられます。
携帯料金プランをオンライン上で契約できる方も多いと思いますが、
あまり詳しくない方やお年寄りなどには月額料金を安くできる上で契約やサポートが受けられるのは嬉しいですよね。
irumo(イルモ)のメリット③安心のdocomo回線が使用できる。
割引の条件を適用できれば格安SIM並みの料金で利用できるirumo(イルモ)。
格安SIMの場合、大手キャリアから回線を「借りている」状態のため、
昼間や夕方通信速度が安定せず低下する可能性があります。
irumo(イルモ)については料金は格安SIM並みでも回線は本家docomoということで安心です。
長年携帯を使っている方の中で、
docomoじゃないと不安…
という方もいらっしゃると思います。
そんな方には安心のdocomo回線が利用できるという当たり前のことですが、
この点もメリットとして挙げることができると思います。
irumo(イルモ)のメリット④0.5GBのプランが月額550円と激安
docomoの料金プランというと月額料金が高くなる印象がありますよね。
irumo(イルモ)の料金プランの中で0.5GBで月額550円のプランがあります。
普段からあまりデータ通信を使わない方や、通話用として利用する場合、
2台目のサブ回線用として利用する場合は毎月かかる月額料金を抑えられるためオススメです。
店舗ではなく公式ホームページ上からの申し込みであれば手数料がかからずに契約ができるのもメリットと言えます。
irumo(イルモ)のメリット⑤他社回線から乗り換えの場合、dポイントが特典としてもらえる
irumo(イルモ)に他社回線から乗り換えた場合、特典としてdポイントが合計6,600円分もらえるのをご存知でしょうか。
エントリーサイトにてエントリーを行った上でirumo(イルモ)に申し込みをすると、
1,100円分のdポイントが6ヶ月間毎月プレゼントされます。
なお、0.5GBのプランはエントリー不要で開通した翌月に3,300円分のdポイントが付与されます。
ここまでメリットをご紹介していきましたが続いて12のデメリットをご紹介していきます。
irumo(イルモ)のデメリット①OCNモバイルONEからの移行だとメリットがあまりない
docomo回線が使用できたOCNモバイルONEが新規受付を終了し、
代わりに登場したirumo(イルモ)ですが
格安SIMとdocomo本家の料金プランという違いがあり、料金面も大きく違います。
OCNモバイルONE | irumo(イルモ) | |||
---|---|---|---|---|
データ通信量 | 月額料金 | データ通信量 | 月額料金 | 割引適用後月額料金 |
500MB (1ヶ月10分間通話無料) |
550円 | 500MB | 550円 | ー |
1GB | 770円 | |||
3GB | 990円 | 3GB | 2,167円 | 880円 |
6GB | 1,320円 | 6GB | 2,827円 | 1,540円 |
10GB | 1,760円 | 9GB | 3,377円 | 2,090円 |
OCNモバイルONEの3GBのプランは複雑な割引条件はなく月額990円でしたが
docomoのirumo(イルモ)は固定回線とのセット割や支払い方法による割引を適用させないと
はっきり言って割高な料金となってしまいます。
現在OCNモバイルONEを利用中の方は引き続き利用できますが、
今までの通信業界の流れを見てもいつかはサポートが終了すると予測されます。
いざ変更しなければいけないとなった場合、OCNモバイルONEからirumo(イルモ)だと
月額料金に大きな違いが出るためご注意ください。
irumo(イルモ)のデメリット②docomoの料金プランだがirumo側の発信通話はファミリー割引の対象外となる。
家族がみんなdocomo回線を利用していて通話料が無料になるファミリー割引の恩恵を受けている方も多いのではないでしょうか。
irumo(イルモ)を契約している方が発信通話をした場合、
docomo回線の家族の方相手でも通話無料にはならず、
30秒ごとに22円の費用がかかってしまうのでご注意ください。
家族の方がirumo(イルモ)側に発信通話をする場合は無料になります。
通話をよくするという方であればかけ放題のオプションをつける必要があります。
ただし5分以内の通話無料が880円、完全かけ放題が1,980円と
大手キャリアの料金プランのため割高なのでご注意ください。
irumo(イルモ)のデメリット③キャリアメールの利用が有料になる。
docomoの料金プランの場合、docomo.ne.jpのキャリアメールは無料で利用できるはずですが
irumo(イルモ)の場合は有料となります。
docomoの別の料金プランからirumoに切り替えてその後も
キャリアメールを引き続き利用する場合は月額330円の費用がかかりますのでご注意ください。
現在docomoの別の料金プランを利用中の方で
新料金プランのirumo(イルモ)やeximo(エクシモ)に変更したほうが良いか
お悩み中の方は下記の記事で旧プランとの比較をしているのでよろしければご覧ください。
docomoユーザーはeximo、irumoに変更した方が良い?
irumo(イルモ)のデメリット④0.5GBのプランの扱いについて。
月額550円で利用できる0.5GBのプラン。
あまりデータ通信は使わず、通話用に利用したいとお考えの方には一見向いているプランに見えますが、
他のデータ通信量のプランと扱いが違います。
まず、他の料金プランの場合、docomo回線を利用している家族の方が
いる場合に割引になるみんなドコモ割の人数としてカウントされます。
実際に割引を受けることはできませんが、他の家族の方がdocomoの料金プランを利用中で
割引を受けている場合、その家族の方は引き続き割引を受けられるというものです。
0.5GBのプランのみ、カウントの対象外となるため、
みんなドコモ割の恩恵を受けている家族の方がいる場合、
割引額が減ってしまう可能性があるので注意が必要です。
また、0.5GBのプランは4G回線のみ対応、
通信速度も3Mbpsという速度制限がかかってしまうためご注意ください。
irumo(イルモ)のデメリット⑤爆上げセレクションの恩恵が他のプランより受けられない。
爆上げセレクションとはdocomoの料金プランを利用中の方でサブスク型動画配信サービスなどを利用している場合、
月額料金分がdポイントとして20%前後還元されるサービスです。
他の料金プランと違い、irumo(イルモ)の場合はディズニープラスと
ネットフリックスのみ対象となり、還元されるdポイントも10%と少なめとなっています。
irumo(イルモ)のデメリット⑥割引の条件を適用できなければ正直微妙な月額料金。
料金プランを再度ご覧ください。
irumo(イルモ) | ||||
---|---|---|---|---|
ギガ数 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB |
月額料金 | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
割引後 月額料金 |
ー | 880円 | 1,540円 | 2,090円 |
割引が適用できればお得な料金で利用できますが、適用できない場合は正直言って微妙です。
固定回線をドコモ光、またはhome5Gを利用していない場合、
6GBや9GBのプランを検討中の方は同じdocomo回線のahamoの利用がオススメです。
下記の記事でahamo(アハモ)とirumo(イルモ)を比較していますのでよろしければ後ほどご覧ください。
ahamoとirumoの違いを比較したらahamoが断然お得だった件
irumo(イルモ)のデメリット⑦dカードゴールドの還元率が低い。
dカードゴールドというdポイントが貯めやすくなるクレジットカードがあります。
月額料金の支払いをdカードゴールドにしていると、
旧プランやeximoを利用中の場合は1,000円の利用ごとに10%分のdポイントが還元され、
オンライン専用プランのahamo(アハモ)の場合は月のデータ通信量が5GBプラスされるという特典があります。
対してirumo(イルモ)の場合は月額料金の還元率が1%とかなり残念なことになっています。
年会費がかかるdカードゴールドを利用していて
dポイントを貯めていた方はirumo(イルモ)にするとポイントが貯めずらくなるデメリットがありますのでご注意ください。
irumo(イルモ)のデメリット⑧店舗でのサポートが受けられるが有料になる内容が多数あり。
docomoショップでのサポートが受けられるというのはメリットの一つなのですが、
旧プランやeximo(エクシモ)を利用している方の場合は無料になるサポート内容がirumo(イルモ)を利用している場合は有料になる内容があります。
初期設定サポートやバックアップのサポート、
初期化のサポートは1回につき1,100円の費用がかかります。
割引を適用できれば月額料金がお得になる分、
他の料金プランでは無料でサポートしてくれるものが有料となるのでご注意ください。
irumo(イルモ)のデメリット⑨ネットワーク混雑時の取り扱いについて。
irumo(イルモ)の公式サイト上にて
「ネットワーク混雑時・大量通信時などに他の料金プランよりも先に通信速度の制限を実施する場合があります。」
という記載があります。
通信速度の制限がかかることはあまりないことかとは思いますが、
他の旧プランやeximo(エクシモ)、ahamo(アハモ)と言った
docomoの別の料金プランよりも先に速度制限をしますと堂々と書かれているのを見ると扱いの差のひどさを感じますよね。
irumo(イルモ)のデメリット⑩spモード決済などdocomoの料金プランからirumoにすると利用できなくなるサービスが多数ある。
ご覧の通りdocomoの他の料金プランでは利用できていたサービスが
irumo(イルモ)にすると利用できなくなるものが多数あります。
中でもシェアパック、spモード決済が利用できなくなるのは残念ですよね。
irumo(イルモ)のデメリット⑪ 長期利用ありがとう特典の対象外になる。
長期利用ありがとう特典とはdocomo回線継続利用期間によって
誕生月にd払いの還元率がアップするというサービスです。
10年以上docomo回線を使い続けている方も多いと思います。
最大20%分買い物額に応じてdポイントがキャッシュバックされますが、
irumo(イルモ)は今ご紹介した長期利用ありがとう特典の対象外となりますのでご注意ください。
irumo(イルモ)のデメリット⑫ 旧プランからirumoに変更した場合、元には戻れない。
今ギガライトやギガホプレミア、またはもっと前から利用できていた料金プランを利用中の方で
irumo(イルモ)にプラン変更し、やっぱりまた元のプランを戻したいと思っても
旧プランは受付を終了しているため、eximo(エクシモ)にするか
オンライン専用プランのahamo(アハモ)にするかしか道は残されていません。
今のプランにそんなに不満はない…という方は
今一度本当にプラン変更して良いのか再検討していただければと思います。
irumo(イルモ)のデメリット⑬ 余ったデータ通信量の繰り越しができない
irumo(イルモ)は0.5GB〜9GBまで4つのデータ量から料金を選択できますが
いずれも余ったデータ通信量を翌月に繰り越すことはできません。
irumo(イルモ)を利用してみて、データ通信を余らせてしまうという方はプランの見直しをしたほうが良いでしょう。
irumo(イルモ)のデメリット⑭ データチャージの費用が1GB/1,100円と割高
先ほど余ったデータ通信量を翌月に繰り越すことができないことをお伝えしましたが、
逆に高速データ通信量が足りなくなった際、データチャージをする場合
irumo(イルモ)は1GBごとに1,100円と割高な金額となっています。
他社のプランや同じdocomoのahamo(アハモ)の場合、
1GBごとに550円でチャージできる料金プランが多い中
1,100円は割高でチャージするのは抵抗がありますよね。
docomoのirumo(イルモ)5つのメリット、14のデメリット まとめ
ここまでメリット、デメリットをご紹介していきました。
OCNモバイルONEの代わりに出てきたプランと考えれば、
データ繰り越しができない点などデメリットは多く挙げられますが、
今回はあくまでdocomoの料金プランという視点でメリット、デメリットをまとめてご紹介しました。
irumo(イルモ)の利用が向いている人は、
・割引条件が適用できる。
・必要に応じて店舗でのサポートを受けたい。
・毎月のデータ通信量は少なめ。
・現在docomoの料金プランで利用中のサービスが少ない。
という方はirumo(イルモ)の利用を検討してみて良いのではいでしょうか。
今回ご紹介した内容がご覧いただいた方の携帯料金プラン選択の参考になっていれば幸いです。
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