2023年7月1日からdocomo(ドコモ)にて、新料金プランのeximo(エクシモ)、irumo(イルモ)が提供開始され、携帯料金プラン見直しを検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は大手キャリアのdocomo(ドコモ)、au、ソフトバンク、楽天モバイルのデータ無制限で使い放題で利用できるプランを比較していきます。
また、お得に使える「ダークホース」と言えるプランについてもご紹介していきますのでぜひ最後までご覧ください。
大手キャリアのデータ無制限、使い放題プランについて
毎月携帯で利用しているデータ通信については気にせず利用していきたい。大手キャリアの料金プランで通信品質が安定したプランを選択したいとお考えの方も多いと思います。
ただ、どの会社のプランも同じように見えて何が自分に合っているか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
各社同じような料金プラン、無制限で利用できるように見えて違いがありますのでご紹介していきます。
ソフトバンクのデータ無制限、使い放題プラン メリハリ無制限について
まずはソフトバンクのデータ無制限プラン、メリハリ無制限についてご紹介します。
メリハリ無制限はソフトバンク回線が利用できるデータ通信使い放題の料金プランで、割引適用前の料金プランは月額7,238円。
自宅の固定回線をソフトバンク光、ソフトバンクAirを利用中の場合はおうち割、光セットが適用され月額1,100円割引。
みんな家族割を適用させればご家族2名使用で660円割引、3人以上使用で1,210円割引され、割引をフル活用できれば月額4,928円で利用できます。
大手のデータ通信使い放題のプランは割引の条件を適用できるか否かがお得に利用できるかどうかの鍵となります。
なお、データ通信無制限、使い放題ではありますが、ソフトバンクのメリハリ無制限についてはテザリングやデータシェアでデータ容量30GBを超える場合、月末まで最大128Kbpsの速度に低下してしまうという注意点があります。
データ通信使い放題だからテザリングをして固定回線として利用しようと考えていた方は注意が必要です。
なお、月のデータ通信量が3GB以下の場合は月額料金から1,650円割引されます。
通話かけ放題については5分以内の通話無料が880円、完全かけ放題が月額1,980円で利用でき、留守番電話等の機能が無料で利用できる特典があります。
auのデータ無制限、使い放題プラン 使い放題MAXについて
続いてご紹介するのがauの使い放題MAXの料金プランです。
料金プランはソフトバンクのメリハリ無制限と同様に割引前の月額料金は7,238円。
家族割プラスを適用させれば家族2名で利用の場合は550円割引、3人以上で利用の場合は月額料金から1,100円割引され、auひかりなど割引対象の固定回線を利用中の場合はauスマートバリューが適用され、月額料金から1,100円割引になります。
また、ソフトバンクではなかったもう一つの割引条件として、auPAYカードで月額料金を支払った場合は110円割引され、割引を全て活用できた場合は月額4,928円とソフトバンクのメリハリ無制限と同じ金額になります。
こちらも全く同じですが、3GB以下の月は1,650円割引で利用でき、テザリング、データシェアを利用して30GBを超えた月は最大128Kbpsの速度に低下。
通話かけ放題についてもソフトバンクと全く同じで5分以内の通話無料が880円、完全かけ放題が1,980円で利用でき、留守番電話機能等のオプションが無料で利用できる特典があります。
ソフトバンクとauの無制限プランの違いは、auの場合は支払い方法に対しても割引が適用され、その分家族割の割引額が下がっているという点が挙げられます。
docomoのデータ無制限、使い放題プラン eximo(エクシモ)について
続いてご紹介するのが2023年7月1日から提供開始されたドコモの新料金プラン、eximo(エクシモ)についてです。
eximo(エクシモ)の料金プランはご覧の通り、割引適用前の月額料金は7,315円。
割引前の料金だけを見るとau、ソフトバンクに比べて77円料金が高いです。
みんなドコモ割りという家族でドコモ回線を利用している場合、2回線の場合は550円、3回線以上の場合は1,100円割引で利用でき、自宅の固定回線をドコモ光、home5Gを利用している場合はセット割が適用でき月額料金から1,100円割引、支払い方法をdカードにしていると187円割引され、割引をフル活用させれば4,928円というauとソフトバンクと同じ金額になります。
eximo(エクシモ)がau、ソフトバンクの無制限プランと違うところは、月のデータ通信量が3GBまでの利用だと月額料金から1,650円割引、1GBまでの利用だと2,750円割引で利用できるという他社にはない3段階の料金プランとなっています。
また、テザリングで30GB以上利用すると速度制限がかかるという縛りはありません。
ただし、5Gデータプラスというサービスを利用中で、2台目用のタブレット等をデータシェアで利用している場合は30GB超過後、1Mbpsの速度に低下します。
通話かけ放題についてはソフトバンク、auと同様に5分以内の通話無料が880円、完全かけ放題が1,980円になりますが、留守番電話機能等のオプションをつけた場合は割引が適用される点があり、違いがあります。
今、docomo(ドコモ)のギガホプレミアなど旧プランを利用中の方でdocomo(ドコモ)の新料金プランに移行したほうが良いか迷われている方については、下記の記事で旧プランと新料金プランを比較していますので併せてご覧いただけると幸いです。
docomoユーザーはeximo(エクシモ)、irumo(イルモ)にプラン変更した方が良い?
3社の料金プランについて表にしたものをご覧ください。
プラン名 | docomo eximo |
au 使い放題MAX |
ソフトバンク メリハリ無制限 |
---|---|---|---|
割引前料金 | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 |
割引後料金 | 4,928円 | 4,928円 | 4,928円 |
テザリング利用 | 無料 使い放題 |
無料 30GB超過後は 速度制限 |
無料 30GB超過後は 速度制限 |
何かとdocomo(ドコモ)の料金プランについては賛否両論分かれていますが、こうして見ると、以前のギガホプレミアの時も同様ですが、真の意味で使い放題で利用できるプランを提供しているのは大手3社の中でドコモだけと言った状況です。
ただしここで待ったをかけるお得な料金プランがあります。
楽天モバイルです。
楽天モバイル 最強プランについて
楽天モバイルは通信エリアを拡大中ではありますが、楽天モバイル回線が通じない場所ではau回線が使い放題で利用できる最強プランという名称で料金プランを提供しています。
au回線が使い放題と言っても800MHz帯のみのため、auユーザーに比べると低速になります。
データ通信量 | 月額料金 |
---|---|
〜3GBまで | 1,078円 |
3GB〜20GBまで | 2,178円 |
20GB以上使い放題 | 3,278円 |
料金プランはご覧の通りで、どれだけデータ通信を使っても3,278円。
先ほどまで大手キャリアの時にご紹介していたまどろっこしい割引条件はなくこの金額で利用できます。
また、ソフトバンクやauのようにテザリングで利用したデータ通信量が30GBを超えると低速になるということはありません。
私も現在楽天モバイルを利用中で、都市部に行けば5G回線を拾い、よく言われる建物内で通信しづらいという場面に出くわしたことはなく問題なく利用できています。
楽天モバイルを契約した場合、事務手数料無料、いつ解約しても無料、通話かけ放題については専用アプリのRakutenLinkを利用すれば通話料はかけずに利用することができとにかく毎月の固定費を抑えることができます。
特にオススメしたいのが先ほどまでご紹介した料金プランで割引の条件を適用できずに使っている場合です。
試しに使ってみて、使いづらいと感じるようであればまた料金プランを変更すれば問題ありません。
以前のように「2年縛り」というのもありませんので、楽天モバイルを一度試しで使ってみていただくことをオススメします。
格安SIMでデータ無制限、使い放題で利用できるお得な料金プランについて
さらに使い放題でもっと月額料金を下げたいと考えている方にオススメの「ダークホース」と言える格安SIMの料金プランをご紹介します。
その料金プランは株式会社オプテージが提供するmineo(マイネオ)という格安SIMです。
mineo(マイネオ)の料金プランはご覧の通りです。
データ容量 | 音声+データ通信 (デュアルタイプ) |
---|---|
1GB | 1,298円 |
5GB | 1,518円 |
10GB | 1,958円 |
20GB | 2,178円 |
あれ、使い放題のプランはないんじゃ…?
と思った方もいらっしゃると思います。
mineo(マイネオ)は月額料金に385円のオプション料金を支払えばパケット放題Plusというオプションが利用でき、1.5Mbpsの速度にはなりますが使い放題で利用できます。
1.5Mbpsの通信速度は高画質ではない動画の視聴やネットサーフィンには何も困らない通信速度です。
mineo(マイネオ)の1.5Mbpsの動作についてはプランは違いますが実際に私が使用してご紹介した記事がありますので併せてご覧ください。
mineoのマイそくスタンダードはYoutube視聴やテザリングも可能?レビューをご紹介!
mineo(マイネオ)はドコモ、au、ソフトバンクの3回線から選択でき、今まで利用していた回線と同じ条件で利用できます。
ただし格安SIMのため通信速度が安定しない、1.5Mbpsで使い放題と言っても3日間で10GB以上利用した場合はその翌日の通信速度が低速での利用となるというデメリットもあります。
詳しいメリット、デメリットについては下記の記事でご紹介しています。
【完全解説】mineo(マイネオ)の12のメリット、6つのデメリット
大手キャリアのデータ無制限、使い放題プランを徹底比較 まとめ
ここまでデータ通信無制限、使い放題で利用できるプランについての特徴、違いについてご紹介しました。
テザリングも含めて真の意味で使い放題で利用できるのはdocomo(ドコモ)のeximo(エクシモ)か楽天モバイルの2つになります。
プラン名 | docomo eximo |
au 使い放題MAX |
ソフトバンク メリハリ無制限 |
楽天モバイル 最強プラン |
---|---|---|---|---|
割引前料金 | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 | 3,278円 |
割引後料金 | 4,928円 | 4,928円 | 4,928円 | 3,278円 |
テザリング利用 | 無料 使い放題 |
無料 30GB超過後は 速度制限 |
無料 30GB超過後は 速度制限 |
無料 使い放題 |
あとは固定回線の割引が適用できるか、家族がどの料金プランの回線を利用しているのか、割引が適用できるのかが鍵となります。
今回ご紹介した内容が、ご覧いただいた方のこれからの携帯料金プラン選択の参考になっていれば幸いです。
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