格安SIMのJ:COMモバイルが2023年12月より「最強」と名乗っているのをご存知でしょうか。
最強と言えば楽天モバイルの最強プランが思い浮かびますが、J:COMモバイルも確かに使う人によってはコスパが良く最強と思えるプランと言えます。
今回はJ:COMモバイルのメリット、デメリットを完全解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
J:COMモバイルの料金プランの概要について
J:COMモバイルはインターネットプロバイダやケーブルテレビでお馴染みのJCOM株式会社から提供されている格安SIMでau回線が使用できます。
料金プランは1GBから20GBまで用意されていてご覧の通りです。
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GB | 1,078円 |
5GB | 1,628円 |
10GB | 2,178円 |
20GB | 2,728円 |
これを見ると

うーん至って普通だし最強ではないんじゃない?
と思う方もいらっしゃると思います。
実はここから何段階に分かれてデータ量が増量されたり、割引が行われるサービスがあります。
まず、26歳以下とその家族の方が対象で、2023年12月1日から2024年5月31日までの間に申し込みをすると月額料金が半年間1,078円割引で利用できるキャンペーンが行われています。
26歳以下の方とその家族最大5回選まで同時に割引を受けられます。
すると料金はご覧の通りです。
データ容量 | 月額料金 | 最強ヤング割 適用時月額料金 |
---|---|---|
1GB | 1,078円 | 1,078円 |
5GB | 1,628円 | 550円 |
10GB | 2,178円 | 1,100円 |
20GB | 2,728円 | 1,650円 |
1GBのプランのみ割引の対象とはなりません。
また、ここからがすごいのがJCOMのテレビ、ネット、固定電話、電力いずれかを利用している場合、
「データ盛」が適用され5GBが10GBへ、10GBが20GBへ、20GBが30GBへずっと増量され使えます。
データ容量 | 月額料金 | 最強ヤング割 適用時月額料金 |
---|---|---|
1GB(5GB) | 1,078円 | 1,078円 |
5GB(10GB) | 1,628円 | 550円 |
10GB(20GB) | 2,178円 | 1,100円 |
20GB(30GB) | 2,728円 | 1,650円 |
※()内のデータ容量はデータ盛適用時のものです。
先ほどご紹介した「最強ヤング割」との併用も可能で、適用すると30GBが1,650円、10GBが550円と破格の料金で利用できます。
最強ヤング割が適用できない場合も10GBが1,628円、30GBが2,728円はお得なプランと言えますよね。
なお、通話については30秒ごとに22円、通話かけ放題のオプションはご覧の通りで、
かけ放題オプション | |
---|---|
5分かけ放題 | 550円 |
60分かけ放題 | 1,650円 |
完全かけ放題のオプションはなく、最大でも60分かけ放題が他社の完全かけ放題のオプション料金と同じ金額で提供されています。
J:COMモバイルのメリットについて
ここからはJ:COMモバイルならではのメリットをご紹介していきます。
J:COMモバイルのメリット①J:COMストリームが使用したデータ通信にカウントされず見放題
J:COMモバイルを含め、JCOMのさまざまなサービスを利用している方が対象のJ:COMストリームという映画やドラマ、スポーツ中継などが見れるサービスがあり、
アプリから視聴する場合、使用したデータ通信量にはカウントされず使い放題で利用できます。
無料放送のも中にはありますが、本格的に色々と見る場合は月額料金の1,026円を支払って視聴するのが良いでしょう。
J:COMモバイルのメリット②WEBからの申し込みは事務手数料が無料
格安SIM利用時、ネックになるのが初期費用ですが、J:COMモバイルの場合はWEBからの申し込み時、契約事務手数料が無料になり1世帯5回選まで適用されます。
先ほどご紹介した「最強ヤング割」や「データ盛」のキャンペーンを適用させる場合、家族で契約する方も多いと思います。
家族分公式サイト上で申し込みをすれば初期費用がかからずお得ですよ。
J:COMモバイルのメリット③他社と比べてスマホ本体の保険費用がお得
J:COMモバイルではJ:COM以外で購入したスマホを含めて任意で保険に入ることができ、修理費用や再取得費用の最大10万円を補償するオプションがあります。
発売5年以内の端末であれば申し込み可能で680円から利用可能、2台目までは680円に含まれていて、3台目以降は200円で申し込み可能で最大10台まで加入できます。
他社の補償だと、機種によっては月額1,000円前後支払い、いざ修理に出す際にも費用がかかります。
J:COMモバイルの場合は保険金額の上限内であれば修理費用の支払いはありませんのでオススメですよ。
J:COMモバイルのメリット④シニア割がお得
J:COMモバイルの料金プランについて概要をお伝えした際、最強ヤング割についてご紹介しましたが、60歳以上のシニアの方にもお得なキャンペーンがあります。
5分かけ放題が半年間無料、えんかくサポート月額550円が最大3ヶ月間無料で利用できます。
初めてスマホを使う方の場合には良いサービスですよね。
J:COMモバイルのメリット⑤サポート体制が充実している
J:COMモバイルでは端末購入と同時に料金プランの契約ができますが、その場合、電話帳の移行やLINEの設定などを遠隔でオペレーターが操作してサポートしてくれます。
スマホに詳しくない方の場合、どの画面で何が起きているのかを説明するのも難しいと思います。
また、有料ですが訪問サポートもありますよ。
今、携帯代を多く払っている親御さんがいる方は、J:COMモバイルに変更することにより費用を抑えつつサポートも受けられるのでオススメしてみてはいかがでしょうか。
先ほどご紹介したシニア割を活用すればえんかくサポートを3ヶ月間無料で利用できます。
J:COMモバイルのメリット⑥余ったデータ通信量を翌月に繰り越せる
これは他の格安SIMでもあるサービスですが、余ったデータ通信量を翌月に繰り越せるのもJ:COMモバイルのメリットです。
データ盛が適用される場合、使用できるデータ通信量も多くなるため繰り越せるのは魅力的ですよね。
J:COMモバイルのデメリットについて
ここまでJ:COMモバイルのメリットをご紹介しました。
続いてデメリットをご紹介します。
J:COMモバイルのデメリット①キャンペーンを適用できないと正直微妙な料金プラン
J:COMモバイルの概要でお伝えした「最強ヤング割」や「データ盛」を適用できない場合、他社で探すともっとお得なプランがあります。
そのため、先ほどご紹介したメリットについて魅力的に思った方であれば利用を検討しても良いかと思いますが、
キャンペーンも適用できない、メリットもそこまで気にならないという方はJ:COMモバイル以外のプランを探したほうが良いでしょう。
J:COMモバイルのデメリット②データ通信量のシェアサービスがない
J:COMモバイルは家族で利用するとメリットが多くあることをお伝えしましたが、他社の格安SIMで採用されているデータ通信量のシェアサービスがありません。
せっかく家族で利用するとお得なプランになるのでデータ通信量のシェアサービスは今後対応して欲しいですよね。
J:COMモバイルのデメリット③au回線のみの選択となる
格安SIMの料金プランを契約する際、ドコモまたはau回線から選択できるプラン、
またはドコモ、au、ソフトバンクの3社から回線を選択できるプランがありますが、J:COMモバイルの場合はau回線一択です。
今使っているキャリアの回線と同じ回線が選択できる格安SIMのほうが安心という方も多いと思いますが、J:COMモバイルはau回線のみの選択となりますのでご注意ください。
J:COMモバイルのデメリット④格安SIMのため時間帯によって通信品質が良くない場合がある
これは他の格安SIMの料金プランを選択する際にも言えますが、昼間など人が多く使う時間帯は通信速度が出ない、または繋がりづらいということがある場合があります。
時間帯 下り(ダウンロード) 上り(アップロード) 朝 52.59Mbps 11.54Mbps 昼 29.98Mbps 6.35Mbps 夕方 25.32Mbps 5.67Mbps 夜 10.6Mbps 10.28Mbps 引用元:みんなのネット回線速度
ご覧のように主に上りの速度が遅い結果が出ています。
ご紹介しているサイト以外にも実際に利用している方からの口コミでも昼間は上りの速度が遅いという声が出ています。
つまり昼間に何かしらのデータをアップロードをする場合は通信速度が遅いと感じる場合があるということを理解した上で利用したほうが良いでしょう。
J:COMモバイルのデメリット⑤回線契約と同時にスマホを購入する場合、端末のラインナップが乏しい
ご覧のようにJ:COMモバイルの回線契約と同時に端末を購入する場合、iPhone2機種、Android端末5機種の計7機種から選択するようになり、価格も特別安くなっている訳ではありません。
他の格安SIMのプランの場合、例えばIIJmioなど、他社回線から乗り換えの場合スマホ本体が割引価格で購入でき、さらに機種のラインナップも豊富です。
今利用中のスマホをそのまま使う方、端末は別で調達するという方であれば良いですが、J:COMモバイルの回線契約と同時にスマホ本体を購入する場合は機種が限られているのでご注意ください。
J:COMモバイルのデメリット⑥完全かけ放題のオプションがない
かけ放題オプション | |
---|---|
5分かけ放題 | 550円 |
60分かけ放題 | 1,650円 |
J:COMモバイルの概要をご紹介した際にお伝えしましたが、通話料は30秒ごとに22円、
通話かけ放題のオプションは2種類で60分間かけ放題が1,650円と他社と比べてもかけ放題のオプションが乏しく、同じ料金で完全かけ放題と比べて時間が短いです。
長時間電話をすることがよくあるという方は60分ごとに電話を切って使用するか、他社のプランを選択したほうが良いでしょう。
J:COMモバイルについてよくある質問
J:COMモバイルを利用する際によくある質問について解説します。
J:COMモバイルは他社回線から乗り換えのキャンペーンはある?
J:COMモバイルでは他社回線から乗り換え(MNP)時に割引等受けられるキャンペーンは行われていません。
現時点では既にご紹介した26歳以下の方とその家族の方が半年間1,078円割引で利用できる「最強ヤング割」
JCOMのテレビ、ネット、固定電話、電力いずれかを利用している場合に適用される「データ盛」
60歳以上の方が5分以内の通話かけ放題が半年間無料、えんかくサポートが3ヶ月無料で利用できる「シニア割」
以上の3つのキャンペーンが利用でき、他社回線から乗り換えという条件ではありません。
J:COMモバイルを解約する場合の解約金はかかる?
J:COMモバイルは最低利用期間がなく、いつ解約しても解約手数料はかかりませんのでご安心ください。
他社のプランも含めて以前あった「2年縛り」といった制度は廃止されています。
J:COMモバイルのメリット、デメリットまとめ
ここまでJ:COMモバイルのメリット、デメリットをご紹介しました。
何かしらのJCOMのサービスを利用している方の場合、ずっとデータ盛が適用できるためお得に使えますよ。
また、公式ホームページからの申し込みの場合、他社のように契約時の事務手数料がかからないのがメリットです。
また、「えんかくサポート」などサポート体制が充実しているのも魅力ですよね。
携帯料金プランの見直しを検討している方は契約時の事務手数料が無料の期間にJ:COMモバイルを利用してみてはいかがでしょうか。
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