ソングオブウインドという馬をご存知でしょうか。
エルコンドルパサー産駒で菊花賞という3,000メートルのG1を制している名馬で、一時期は種牡馬となっていました。
そんなソングオブウインドですが、現在行方不明という情報が入っています。
G1も制したことがある馬が行方不明とは何事なのか、今いる場所についての情報がないか調査をしました。
現在行方不明のソングオブウインドってどんな馬?
ソングオブウインドは2003年生まれで主な勝ち鞍は2006年の菊花賞(G1)です。
2006年はメイショウサムソンが皐月賞、ダービーと制し3冠達成がかかっていた菊花賞をソングオブウインドが勝利しました。
8番人気、単勝44倍で大外から一気に伸びてきたのはびっくりでしたね。
その後は香港に遠征し、結果は4着。
屈腱炎を発症し、引退、種牡馬入りしました。
2007年〜2014年まで種牡馬として活動。
産駒はJRAでの重賞勝利馬はおらず、最近までは乗馬に転向していました。
ソングオブウインドの現在の行方は?
ソングオブウインドの現在の行方がなぜ注目をされているのか、ツイッターにて情報が発信され拡散されていきました。
初投稿がこんな内容なんて…涙
菊花賞馬ソングオブウインドが行方不明です。茨城の乗馬クラブは譲渡先をファンには公表できないとのこと。
G1馬は功労馬。所在不明の現実をJRAに抗議しました。
可能性は低いですが、情報お持ちでしたら教えてください…#ソングオブウインド#G1馬行方不明 pic.twitter.com/zrAyUSRUho— はなめ (@memorialsummer) August 5, 2022
この方が書いている「JRAに抗議」は?な感じです…。
日本では毎年約7,000頭のサラブレットが誕生しています。
その中でも競走馬を引退し、種牡馬、繁殖牝馬、功労馬、乗馬、誘導馬など第二の馬生が用意されている馬は少なく、残念ながら用途不明で処分されてしまう馬が多いです。
引退後の競走馬の面倒を見るには月に何万の維持費がかかります。
誰が費用を出して誰が面倒を見るのか…。
今の日本競馬会の課題となっています。
ただ今回のソングオブウインドはG1馬でその後の行方が分からないというのはかなり稀なため注目を集めています。
同じくG1馬で宝塚記念を勝利したオサイチジョージ、スプリンターズSを勝利したダイタクヤマトも種牡馬引退後、行方が分からないということがありました。
現在のソングオブウインドの行方は?さまざまな意見について
今回、ソングオブウインドの行方が分からなくなったことにより、さまざまな意見が出ております。
G1を勝って繁殖に行けて功労馬として余生を過ごせるなんてごく一部の優秀な馬、特に牡馬は厳しい。年間生まれてくる7000頭を養うのは不可能。
弱肉強食。ある意味自然界に近い世界で生きる特殊な動物。ソングオブウインドの件、現状がどうあれ割り切れないなら競馬は見ない方がいいよ
— れも (@lemonade_GP) August 16, 2022
ソングオブウインドを探してる人いるけど見つけたら引き取るんか?🙄
今までにその馬の為にお金を送る、ニンジン送るとかしてもなく、馬がいなくなったから行方不明でクレームしたり盛り上がるのはどうなの?
関係者からしたらふざけんなしか言えないよね。— DAISUKE ASAUCHI(朝内大助) (@da1019to) August 8, 2022
ソングオブウインドの件、カネも出さずに口だけ出すっていうのの典型的なパターンなのかな、と。だからRTもしないけど。多少なりともお金出して支援する仕組みとかの議論をするならまだしも、馬主が終生責任取れ的なのはお門違いなんじゃないかなぁ、と思います。
— corrupted man (@hetale_x) August 8, 2022
ソングオブウインドの件、どこにいるのかせめて生死くらいは知りたいって気持ちは分からなくもないけど、居場所が割れてせっかく繋養していただいている牧場様に迷惑が掛かるのが一番よくないからねぇ……
— もじゃ (@mojangggggggwww) August 8, 2022
ソングオブウインドが行方不明との報。
引退馬の問題は非常に繊細。人における夫婦関係のように、事情を知らない他人が口を挟める問題ではなく、まして軽々しく「馬主が死ぬまで面倒見ろ」とも言えない。言及してもしなくても、関係者は指を差される。簡単に解決できない、本当に難しい問題なのです。— Mitsuoki Numamoto (@mitsuoki) August 7, 2022
現在、ソングオブウインドの行方は分かっておりません。
もしどこかに引き取られていた場合は詮索するのは迷惑がかかるのでは?
という意見もありますね。
やはり引退後の競走馬の行く末について課題に思っている方が多いのが伺えます。
簡単に保護したら良いとも言えないですし、じゃあ毎年生まれる7,000頭は誰がお金を出し、誰が天寿を全うするまで面倒を見るのか非常に難しい話です。
同じく競馬の話題でハービンジャー産駒はなぜ種牡馬になれないのか?
という疑問について上記の記事でご紹介しています。
気になる方はぜひご覧ください。
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